ニューノーマル時代のテレワークによる在宅勤務などの影響により、出社の通り道やオフィス近くの歯科医院よりも、自宅などの生活圏に近い場所にある地域の医院が改めて顧客に見直されています。地域での競合の中、顧客に選ばれる医院には診療所のブランド力が必要です。
院長先生は歯科医院のブランド力について、どれくらい把握されていますか?
俺の医院のブランド力?そりゃあ、歯科医師として腕の良いこの俺が院長やってる時点でブランド力は最強だぜ!
診療技術に自信があるのはとても良いことですね。
・・・でもさぁ、それって普通の一般の患者さんに伝わってるのかなぁ?
まぁ、俺も苦労して日々技術を磨いてるからな。プロのことは普通の人にはわかんねぇだろ。
ターゲット顧客、つまり患者さんにわかってもらえない状態はよくないですね。
ダメじゃん!
ぐっ・・・じゃあどうしたらいいんだよ!
まず評判というのは、耳に聞こえたり目に見えたりしてはじめて認識できるものです。その認識できたものの印象が良いか悪いかで、評判を判断します。
例えば、患者さんの紹介が多ければ会話することで耳に入る評判が良いと判断できます。Googleの検索結果に表示される医院のクチコミの数が多かったり、星の評価が高ければ、目に見える情報として評判が良いと言えます。
「評判が良い=ブランド力が高い」ということです。
なるほど。患者さんからの紹介は結構多いぜ。家族で来てくれる人もいるしな。
クリーニングの感想をGoogleのクチコミに書いてくれる患者さんもいるわ。満足して頂いた方にお願いすると結構書いてくれる感じかな。
施術後にDrやDHが直接、顧客にクチコミを依頼するのはとても良いですね。顧客体験としても、自分はフィードバックを求められているんだなという気持ちになり、協力してあげたい感情が生まれます。
紹介が多いのも「この先生なら信頼できるよ」と大切な方に推薦できるほど信頼されている証拠ですね。
それが地域で評判を上げることにどう関係すんの?
まず、評判を得るための実力や評判を認識するための仕組みが歯科医院にあるかどうかが前提になります。
診療技術などの実力がなければ顧客の満足は得られませんし、評判を認識できる仕組みがなければ他者評価ができず、ブランド力そのものが発生しません。
「診療技術」と「評判を認識できる仕組み」この2つが重要です。その上で、地域でのアピールが必要です。
アピール・・・ボランティア活動に参加するとか?
商店街のイベントや、お掃除とかはみんなで参加してますよ♪
おかげでいつも昼飯食べに行くとこの店に、うちのパンフレット置いてくれるようになったな。
素晴らしいですね。地域への社会貢献は地元の人には目に見えてわかりやすいですね。
ほかには駅広告や町の掲示板などのローカル広告、バスのアナウンス広告なども近隣の人には効果があります。
もうひとつ、歯科医院のビジョンを知ってもらい、共感や応援してもらえるブランドであることも大事です。
うちのビジョンは「輝く笑顔で成功できる歯科医院」だぜ!
色んな人に応援してもらえるビジョンがあるブランドは、必ず成功します。永く継続して育てていきたいですね。